《2》事業をはじめる(ビジネスオーナーになる)
前回は高額な給料をもらいお金持ちになる話をしました。
今回は事業をはじめてお金持ちになる話をします。
経営者の形
一人経営者
今回の事業をはじめるとは、自営業などよりも大きな、できれば人を雇う規模で経営者になるということです。
ただ、自分の身ひとつが資本である自営業のような小さな店舗であっても、会社に雇われ続けている状態よりはいいと思います。
自分がどれほどがんばっても、今の時代は給料は上がりません。上がったとしてもしれています。
前回の内容からわかるように、給料を決めているのは労働力に対しての対価であり、そしてそれは会社側が決めていることです。
お金をたくさんほしければ会社に雇われているだけではダメなのです。
規模は小さくても自ら商売をはじめる。または何かを作り出して売るなど、自分のがんばりで利益を大きくすることができることをしなければ、たくさんのお金を得ることはできないのです。
人を雇わず一人ですべてをこなすような経営をすれば、大変ですが純利益は大きくなります。
しかしこれには大きな問題点があります。
主体となるあなたが倒れれば、売上げも利益もあげることができなくなります。経営が立ち行かなくなってしまうのです。
あなたが倒れれば終わってしまうというリスクを常に抱えています。
人を雇えるぐらいの規模の起業をおすすめする理由はこのようなことからです。
現場は人に任せる
経営者としてよい方法は、現場は人に任せ、経営を自らが行うことです。そうすれば、たとえ風邪で休んでも現場は稼働しているので利益を生み出せます。
また、あなたが経営に専念できることは大きな利点です。
一人経営では物を作り出すこと、そして営業もしなければなりません。これは大変です。
しかしそれよりも大変なことがあります。経理です。
一年に一度の申告のためにレシートを集め、仕分けして、記録をとることは一人経営者にとって最も面倒で手間なことです。
この経理だけでも人に任せることができれば、経営者の負担は減り、その分経営に専念できるようになります。
人に任せるとはこのような利点があるのです。
起業して税金対策

著作者:Victor1558
起業は税金面でも有利になります。『必要経費』という魔法があるのです。
勤め人は給与所得控除として、収入に対する必要経費の額が決まっています。それは会社に自動的に引かれています。年末調整というやつです。
しかし個人経営の人は自分で計算し、税務署に納税をしなければなりません。
実際よりも経費を多く見積もることで納税額を減らそうと努力します。個人経営の人がレシートや領収書を集めているのは経費にするためです。これが節税であり、いきすぎると脱税になります。
また、個人か法人かの起業の仕方でも課税の方法が異なります。
個人の場合は先に所得税を支払った税引き後に実際に使えるお金が手に入ります。
しかし法人の場合は個人の場合とは違い、税引き前の収入からどんどん消費して、残ったお金に対して法人税が引かれます。個人との差がここでもでることになります。
さらに詳細な説明はここでは割愛しますが、サラリーマンよりも個人で事業をはじめるほうが純利益は大きくなるのは自らの力で利益を作り出せるからです。会社勤めではこれができません。
一昔前では考えられないほど技術は進んでいます。高額な費用を使い店舗を持つような経営ではなく、パソコン一つ、それも事務所をもたない「ノマドワーカー」などのスタイルで、事業はITなど、お金のかからない会社を始めることもできます。
アイデアと知識があればスマホアプリを作り一儲けすることも可能でしょう。もちろん簡単ではありません。プログラム言語を知らなければなりませんし、世の中に受け入れられるアイデアである必要があります。
起業は難しいものではありません。チャンスは転がっています。そのチャンスをどうするかはあなた次第です。
(アイキャッチ画像/著作者:Engin Asil)
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