『やっぱりTモバイルが好き』AT&Tの買収に続くかコムキャスト

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好かれるTモバイル

 

AT&Tによるタイム・ワーナーの買収が業界再編の波を起こすか注目されていました。

ただ、アメリカ次期大統領に決まったドナルド・トランプ氏がAT&Tによるタイム・ワーナーの買収に反対しており、この件に関しては暗雲が立ちこめていましたが、雲行きが変わりそうです。

 

カギを握るFCCの軟化

アメリカ次期大統領選中の10月22日、共和党候補だったドナルド・トランプ氏が吠えました。

「おれが大統領になったらAT&Tのタイム・ワーナー買収なんて認めねーぞ!」

少数の会社に権力が集中してしまうことを懸念しました。

さらに2013年にケーブルテレビ大手のコムキャストによるNBCユニバーサルの買収についても解体を検討すると明言しました。

これらの発言がどこまで本気なのかわかりませんでしたが、AT&Tのタイム・ワーナー買収案は雲行きが怪しくなりました。

しかし、アメリカ次期大統領にトランプ氏が決まると、それまでの彼の強気発言から一転、ソフト路線へと舵を切ったかのように見受けられました。

AT&Tの買収に関しても、これに関係するニュースが伝えられました。

11月21日のロイターが伝えたところによると、トランプ次期米政権の下で連邦通信委員会(FCC)は緩やかな規制を志向し、通信業界の大規模な合併に前向きな姿勢を示すと伝えました。

トランプ氏の政権移行チームはエコノミストのジェフ・アイセナッチ氏とスプリントのロビイストを務めたマーク・ジャミソン氏に、FCCの新たなメンバーと政策を検討するよう要請。両氏とも過去に大型合併に支持を表明していました。

レコン・アナリティクスのアナリスト、ロジャー・エントナー氏は両氏の起用について、

「規制を緩くし競争により重点を置いた典型的な共和党のFCC」

「新たな規制の策定よりも規制緩和が焦点になる」

と語りました。

アイセナッチ氏はAT&TやスプリントによるTモバイルの買収を支持していたといわれており、これまで通信業界で実現しなかったコムキャストによるタイム・ワーナー買収やAT&TのTモバイル買収に反対したFCCに変化が現れるかもしれません。

これによりトランプが反対していたAT&Tによるタイム・ワーナー買収にかかっていた雲は晴れる予報に変わりそうです(注:トランプ氏は二転三転するので合併が現実になるかは依然不透明です)。

出典:米FCC、トランプ政権下で大型合併支持に方針転換も | ロイター

 

コムキャスト

コムキャストはアメリカの大手ケーブルテレビ会社です。傘下に3大ネットワークのNBCがあり、映画製作のユニバーサルピクチャーやテーマパークのユニバーサルスタジオがあります。合弁で映像配信の『Hulu』を展開しています。

コムキャストは2015年10月22日に、自社のWi-Fi網に大手通信企業のベライゾンの携帯通信網を組み合わせたMVNOサービスを来年にも開始する可能性があると報じられました。

コムキャストは携帯通信事業を開始することで、ケーブルテレビ放送とブロードバンド、固定電話、携帯通信サービスの4つをバンドルして提供することが可能になるとし、提携先の候補についてはベライゾンの名前が挙がっていたようです。

出典:コムキャストで無線通信サービス提供に向けた動き – ベライゾンの携帯通信網を利用か – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

 

ここでだれもが思うことかもしれませんが、コムキャストがいつまでもベライゾンからネットワークをリースし続けるのかということです。

コムキャストはMVNOサービスがうまくいくかどうかのお試しとしてベライゾンから携帯通信網のネットワークをリースするのかもしれませんが、今後このサービスを本格展開する可能性があるなら自社でネットワークを保有することも視野に考えるはずです。

一部報道ではネットワークを保有する経済力がなければ無線通信サービスの利点を得ることはないとの指摘する声もあります。

そのネットワークを保有する通信企業の買収相手としてTモバイルがうわさされています。

アメリカでは2強(ベライゾン、AT&T)2弱(Tモバイル、スプリント)状態ですが、近年はTモバイルが業界3位になっています。

ジョン・レジャーCEOの打ち立てた「アンキャリア」プランという破天荒な改革が功を奏してTモバイルへの乗り換えが急増。2016年6月には契約者に自社株を贈呈するという新サービスも打ち出し話題を呼びました。

また昨年の2015年6月には、Tモバイルの親会社のドイツテレコムが、Tモバイルの売却についてコムキャストと協議をしていると報じられていました。

コムキャストがTモバイルを買収すれば現在のTモバイルの快進撃をそのまま手にすることができ、コムキャストが始めようとしている携帯通信網を組み合わせたMVNOサービスも自社のネットワークで行えることになります。

どうするコムキャスト。そしてトランプ次期アメリカ大統領は大型合併を認めるのでしょうか。

 

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