大統領選でのウィスコンシン州の票が再集計へ。トランプ氏は批判

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再集計が3州へ広がる可能性も

 

先日行われたアメリカ大統領選。次期大統領に決まったのは共和党候補のドナルド・トランプ氏でした。

しかし選挙の不正疑惑をめぐり、ウィスコンシン州が小政党「緑の党」の要請で票の再集計を実施することになりました。

 

発端は3州での不正の疑い

アメリカ次期大統領選は共和党候補のドナルド・トランプ氏に決まりました。

選挙人獲得では大差がつく結果となりましたが、一部の激戦区で不正行為などがみられるとして専門家のグループが指摘しました。CNNに詳細な経緯が掲載されています。

CNNが伝えたところによると、ミシガン大学のコンピューター科学者、アレックス・ホルダーマン教授らが、大統領選で民主党地盤とされながら共和党のドナルド・トランプ氏が制したウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニア各州の集計結果に不審な傾向がみられると指摘しました。

3州では機械を使った電子投票方式の郡でクリントン氏の獲得票が少なく、投票用紙に記入する方式の郡での票数を7%も下回っていたことが判明しました。

ただ、不正侵入の証拠が見つかったわけではなく、独立機関による調査が必要だと主張していました。

この件についてクリントン陣営は明言を避けました。

出典:http://www.cnn.co.jp/usa/35092618.html

 

200万票差

その後、24日には民主党候補だったクリントン氏が得票数でトランプ氏を200万票近くリードしていることが判明。

ただ、アメリカ次期大統領選は得票数ではなく選挙人の数で決まるため、得票数が上回っても基本的に次期大統領は変わりません。

 

緑の党

25日、一部の州でのハッキングによる不正操作の可能性問題で、小政党「緑の党」がウィスコンシン州での票の再集計を選挙管理委員会に申し立てました。

緑の党が求めているのは「書類記録の照合」ということで、これは再集計より、さらに踏み込んだ投票システムの健全性に関する調査を行うものです。

票の再集計については多額の資金が必要となります。緑の党のジル・スタイン氏は再集計に向けて資金を集めており、すでに500万ドル(日本円でおよそ5億6000万円)以上に達しているようです。

出典:http://www.cnn.co.jp/usa/35092765.html

 

再集計にトランプ氏は批判

ウィスコンシン州での票の再集計が実施されることになり、これに対してトランプ氏は、

「ばかげた詐欺」

と批判し、緑の党のジル・スタイン氏は資金集めと称して「私腹を肥やそうとしている」と主張しました。

ジル・スタイン氏はすでに500万ドル(日本円でおよそ5億6000万円)以上の資金を集め、集まった資金は再集計専用の独立口座に入っていて、ほかの目的で使うことはあり得ないと強調しました。

出典:http://www.cnn.co.jp/usa/35092775.html

 

3州で逆転すれば結果も覆る

26日、クリントン陣営は緑の党のジル・スタイン氏らが求めた激戦州の投票結果の再集計を求めている動きに参加すると表明しました。

ジル・スタイン氏は、トランプ氏が勝ったペンシルベニア州、優勢とされるミシガン州でも再集計を求めるとしています。

再集計に関しては2000年のジョージ・W・ブッシュとアル・ゴアの大統領選のときも行われましたが、結果は変わらずでした。

今回、報道されているように3州で再集計され、もし結果が覆れば選挙人の獲得人数が変わります。3州の選挙人は、

  • ウィスコンシン州:10人
  • ミシガン州:16人
  • ペンシルベニア州:20人

となっています。

トランプ氏は306人の選挙人を獲得。クリントン氏は232人の選挙人を獲得していますが、3州すべてでクリントン氏が勝ったと選挙結果が覆れば、

トランプ氏は260人。クリントン氏は278人となり、クリントン氏の逆転勝利となります。

もしそうなったとしたら、今度はトランプ氏がその結果に対して不正ではないかと言い出すでしょうし、結果が覆れば、それはそれでまた怪しいとだれもが思うのではないでしょうか。

そもそもネットで投票すること自体、ハッキングなどの不正の可能性は予想できたことですし、もっと言えば選挙人制度自体がどうなんだと考えざるを得ません。

本当に選挙結果が覆ったらどうなるんですかね。

 

(アイキャッチ画像/著作者:Yuri Yu. Samoilov)

 

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