大企業安泰の時代は終わった。考え直す奨学金進学

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明日は我が身と思え

 

世界を代表したシャープはすでに台湾企業ホンハイに事実上買収されました。

同じく日本を代表する東芝もぐらついています。上場を維持するかどうかとなる監理銘柄に指定されました。

 

現在でも就職活動では大企業に人気があります。表面上の福利厚生などを考えれば否定はしません。ただ、理想と現実の違いはどこの企業でもあります。

やりたかった仕事ができなかったり、人間関係がうまくいかなかったり。さらに心と体を病んでしまうほどの残業やノルマ。もっとひどければ会社自体が傾くこともあります。

そのような時代とわかっていても大企業に入社するために、いい大学に入ることを目指す若者が多くいます。奨学金を借りてまで。

 

お金のない家庭には厳しい

ヤフーニュースに、雑誌プレジデントの記事がありました。

『「奨学金地獄」は本当だった!』

「奨学金地獄」は本当だった! 学生の2人に1人が借金の現実(プレジデント) - Yahoo!ニュース
■大学の7割以上が学費の高い私立大学 大学進学にかかる経費は、学費の高騰もあって負 - Yahoo!ニュース(プレジデント)

 

記事は、これまでも時折ニュースで取り上げられている「奨学金問題」の内容です。

卒業後に奨学金が返済できなくて借金地獄に陥る現実から、奨学金制度が見直され、形を変えつつあること。それでも奨学金という「借金」をしてまで大学に進学する意味はあるのかを考えるものとなっています。

 

大学は多額の資金が必要です。

4年間通うとなれば親の経済力は必要です。単純に1年100万円と考えても4年で400万円。子ども一人なら負担も少ないでしょうが、二人や三人の子ども全員が大学進学となればその額は大きくなります。実家ではなく離れて暮らすとなればなおさらです。

国立なら学費は抑えられますが、大学自体の割合は低く3割ほど。およそ7割が私立大学です。

「いい大学に入って、いい会社に入社して親を楽にさせる」

お金のない家庭で育った若者が親を楽にさせるために学費が安く、高レベルの国立大学を目指す。そして一生安泰の大企業に就職する。なんとも涙ぐましい話ですが、現実を見れば、裕福な家庭の子どもがレベルの高い大学に入学する世の中になっています。

お金のない家庭の子どもの学力と、裕福な家庭の子どもの学力には差があることは知られています。裕福な家庭ほど環境が恵まれているのです。

大学卒業という肩書きを手にするために若者は授業料の高い私立を選び、奨学金を借りながら大学へ通います。

奨学金を借りる金額が大きければ、返済する金額も多くなります。

卒業後、就職し、安定した生活が約束されていれば、借りた奨学金は返済できます。

しかし、思うように就職できなかった人。就職したはいいが会社の労働環境が劣悪で働けなくなった人。もっと悪いケースは奨学金を借りながら大学を中退してしまった人。そのような不安定な状態でも借りた金は返さなければいけないのです。

奨学金を借りたすべての人が奨学金地獄に陥るとは思っていませんが、すべての人がうまく人生を進むわけでもありません。

 

生きる力を持て

わたしも多額の奨学金を返済している当事者なのでよくわかります。

わたしは一度社会に出て、26歳で大学に入りたいと考え東京の大学に進みました。入学金と少しの生活費を蓄えて、地方から東京に出ました。

奨学金は借金とわかっていて、それでも学びたかったので奨学金を借りました。昼間は仕事をして、夜の時間を中心に講義を受け、4年で卒業しました。

わたしの場合、大卒の肩書き使って就職することを本気で考えていなかったので安泰な人生は送っていないのですが、借金をしてまで大学を出たことに後悔はしていません。およそ、26歳のとき大学に行かない選択をしていたら、今ごろは後悔していたかもしれません。

ただ、大学へ進むことについて意見を求められれば、

 

「借金をしてまで大学に行く意味はなにか」

 

と訊きます。

 

大学を出て、いい会社に就職できる保証はありません。就職してもその会社が倒産しない保証もありません。

4年後、世界は大きく変化しているかもしれません。昔の10年は、今では1年のスピードで進んでいます。スマートフォンの技術が、明日には陳腐なものになっているかもしれません。そんな時代です。

 

先がわからない時代ならば、確かなものはないのです。あるのは「あなた」なのです。

時間がくるのを待つのではなく、周りに流されるのではなく、あなた自身がどうしたいか。あなたが何をしたいか。もっと真剣に考えるべきです。

残業やだ。定時で帰りたい。人付き合いはしたくない。だけで安定した生活がした。そんな会社ありません。あったとしても大人気で、あなたがそこに就職できる保証はありません。あなたの思い通りにいかないのが世の中です。

 

あれもこれも望むなら、自分で起業したほうが願いは叶います。少しの資金とアイディアとあなたのやる気で起業はできます。会社に雇われず、頼らず、自分の力で生きていくことがきでます。

「起業なんて無理」

などと簡単に答えを出さずに、少し考えればいいのです。

あなたが身の回りで困っていること、不便に感じていることはありませんか。こんなことがあったらいいのにな、とか。これからの時代はこうなりそうだ、と、少しイスに座って妄想にふければ、気がつかなかったことがみえてくるかもしれません。そういった何気ないアイディアが次の億万長者を生み出すのです。

借金してまで大学に通うより、よほど起業したほうがいいとわたしは思います。

 

それでも大学に行く意味を見出しているのなら、それは行くべきだと思います。

しかしその場合、どのような状況になっても奨学金地獄に陥った自分に後悔してはいけません。自らが納得して選んだ道なのですから。

 

(アイキャッチ画像/著作者:Lisa Chernyshova)

 

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