米国連邦最高裁にゴーサッチ氏。保守系色へ

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共和党強硬

 

現在までのトランプ政権において、はじめての功績となるのでしょうか。

9名の判事から構成されている米国連邦最高裁で空席だった1席が保守系のニール・ゴーサッチ判事に決まりました。

 

米国連邦最高裁

アメリカの連邦最高裁は9名の判事から構成されており、政治家とちがい任期はありません。任命されれば、一生務めることができます。

オバマ政権での連邦最高裁の傾向は保守5名、リベラル4名でした。多数決で決めるような事柄があれば保守が優勢となりました。

2016年2月13日、9名の判事の一人であったアントニン・スカリア判事が亡くなりました。スカリア判事は保守系の一人でした。そのスカリア判事が亡くなったことで、保守4名、リベラル4名となり拮抗状態となります。

最高裁判事任命は大統領の仕事です。当時大統領だったオバマ前大統領は自身の考え方に近い判事を任命することができました。

もしオバマ前大統領に近いリベラル系の判事を送ることができれば保守4名、リベラル5名となり、これまでと形勢が逆転します。

オバマ前大統領はメリック・ガーランドを指名しましたが、上院で多数を占める共和党は1年間にわたって承認採決を行わず、聴聞会すら開催することはありませんでした。

アメリカはちょうど次期大統領選のときだったので共和党は「最高裁判事の後任は次期大統領が指名すべきだ」と訴えていました。

 

フィリバスターvs核オプション

結果的にオバマ政権では空席の最高裁判事が決まらず、大統領選に勝利したトランプ大統領がニール・ゴーサッチ判事を指名、4月7日に上院本会議で54対45で承認されました。

ゴーサッチは企業利益を優先し公平な判断ができないとの理由で民主党は反対しており、演説を長時間続ける議事妨害、フィリバスターを仕掛けていました。

共和党は最高裁判事の承認に必要な賛成票60票から単純過半数の51票に一方的に規則変更する禁じ手である「核オプション」で対抗しました。

共和党員は52人。規則変更により民主党を無視してゴーサッチの承認が可能になりました。

ゴーサッチは49歳という若さ。最高裁判事に任期はないため今後何十年も在職することになります。

 

最高裁判事が決まったことでトランプ大統領の大統領令で問題となっていた移民入国規制の差し止め問題に進展があると思われますし、今後の政治問題では保守系色になることが予想されます。

なお、共和党のジョン・マケイン上院議員は、規則変更の核オプションには反対しながらも今回の件については賛成に回りました。

ただ、規則変更については「おそらく回復不能なダメージを負う」行為だと警告したということです。

 

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