米雇用統計は予想を下回ったが労働市場は引き締まりが継続

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3月雇用統計

先日、3月の米雇用統計が発表されました。

非農業部門雇用者数は予想の18万人を大幅に下回る9万8000人増となりました。これは2016年5月以来の小幅な伸びとなりました。

失業率は4.7%と予想されていましたが、予想よりも低い4.5%に低下。これは2007年5月以来となる低水準でした。

 

追加利上げブレなし

今回の雇用者数の伸びは失望を誘うものでしたが市場の反応は限定的でした。

3月の気温低下、北東部での荒天など、天候要因が原因として挙げられ、理由がはっきりしています。

また暖冬が続いていたことで1月、2月は建設業や製造業で雇用に勢いがあったことで、3月はその反動もあったと思われます。

時間当たり賃金は前月比0.2%増加と、2月の0.3%増から鈍化しましたが、前年同月比では2.7%増となりました。

失業率は4.5%。リーマンショック前は4.4%だったことを考えれば、今回の失業率は完全雇用に近いと考えていいと思います。アメリカの労働市場は人手不足で逼迫しはじめている状態でしょう。移民が労働の担い手であるアメリカで、トランプ大統領の移民政策の大統領令はちとズレている気がしますが。

 

雇用者数は市場予想を大きく下回ったものの、3カ月平均は17万8000人増と堅調に推移。賃金についても徐々に上昇しており、米国の労働市場は引き締めが継続しています。

なお、ダドリーニューヨーク連銀総裁の講演がありました。その中で、

「FRBがバランスシート縮小を開始すれば利上げを短期間休止する可能性がある」

と言及。FRBが続けていた資産買い入れについて触れました。

ちなみにFRBの追加利上げ予想はあと2回と、市場予想はぶれていない模様です。

 

(アイキャッチ画像/著作者:Sky Noir)

 

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