トランプ大統領の心変わりか。イエレン議長の再任あり?

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ホワイトハウスが穏健路線へ

 

トランプ大統領が掲げた政策は思うように進んでいません。移民政策の大統領令やオバマケアの代替案の採決撤回など、議会との折り合いがうまくいかないことと、ホワイトハウス内での派閥も原因のようです。

 

イエレン議長再任の可能性

トランプ大統領は選挙選中からFRBのイエレン議長を批判していました。

「政治的な仕事」「非常に見せ掛けの経済」

などと語り、2018年2月までのイエレン議長の任期満了をもって再任しないと宣言していました。

 

ところが先日4月12日に行われたウォールストリート・ジャーナルとのインタビューで、トランプ大統領はイエレン議長に対して、

「好感し、尊敬している」

と述べ、イエレン議長を再指名する可能性を残していることに含みを持たせました。

またトランプ大統領は付け加えるように、

「低金利政策が好ましいと、私は正直に言わねばならない」

とも語りました。

 

穏健派以上に問題回避

トランプ政権誕生と同時に、トランプ大統領は自身が信頼を置く人物を側に置いてきました。

とくに知られているのは「陰の大統領」とまで言われていたスティーブン・バノンの存在です。

当初はマイケル・フリンとともにトランプ大統領に影響を与えており、米国家安全保障会議(NSC)のメンバーにまでなりました。

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しかしオバマケアのチョンボがいまだにトランプ大統領の怒りをかっており、NSCのメンバーから外され、報道ではホワイトハウスで蚊帳の外、更迭までささやかれています。

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また、穏健路線のジャレッド・クシュナーやゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長との対立もあるようです。

先日行われたシリアへのミサイル攻撃は、バノンは反対姿勢をとっていたようですが、穏健派の主張が優先された結果とも言われています。

もしバノンが更迭されれば、その後釜にはゲーリー・コーンがつくのではとうわさされています。

 

そのコーンは3月12日に行われたFOXニュースのインタビューでFRBについて触れ、「独立性」を認めた上で権限を「尊重する」という姿勢をとりました。

コーンはゴールドマン・サックスの前社長でした。FRBと政府との関係性は金融市場にとって重要であることは十分承知しているはずです。

 

今回のトランプ大統領のイエレン議長再任を臭わせる話は、トランプ大統領が掲げた政策が思うように進まない中、FRB議長の後任問題という新たな課題を背負いたくない気持ちの表れ、さらにはホワイトハウス内での穏健派の力が強まったことを意味しているのかもしれません。

 

(アイキャッチ画像/著作者:archangel 12)

 

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