原油価格は43ドル台へ。減産してもシェールは増産

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原油価格

2016年12月に石油輸出国機構(OPEC)とその他ロシアなどの産油国は原油の減産で歩調を合わせました。

停滞する原油価格に喝を入れるためにサウジアラビアやロシアが主体となって減産に力を入れていました。その効果もあって一時原油価格は50ドル台を回復。55ドルあたりまで上昇しました。

しかし2017年4月あたりから原油価格は再び下落に転じました。

WTI原油先物の1年チャートです。

2016年の年末あたりから50ドルの節目を超えましたが、現在は減産合意のときの価格に戻ってしまいました。このまま下落が進むかどうか。節目は40ドル近辺でしょうか。

 

減産<増産

産油国が減産しても原油価格は下落しています。

その原因はOPEC加盟国でも減産を免除されている国があるという理由もありますが、最大の原因はアメリカのシェール企業の増産によるものです。

OPECが減産してもその分シェール企業が増産するという構図ができあがっています。

画像はベーカー・ヒューズ社が6月23日に発表した米石油採掘装置(リグ)稼働数を表したグラフです。

2015年に1500以上稼働していたリグですが、原油価格下落で採算がとれなくなり多くのシェール企業が破綻しました。2016年には300あたりまで減りましたが、そこから息を吹き返して現在では750までその数を増やしています。

採掘技術の進歩でシェール企業は現在の原油価格でも採算が取れるようになっていると言われています。

 

OPECが減産しても、その減産分をシェール企業が増産するという結果に繋がっています。減産合意が良い方向に進むどころか、悪い方向に向かっているようです。

サウジアラムコのIPOを控えるサウジアラビアはなにか手を打ってくるのでしょうか。

 

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