スナップチャットIPO
消えるメッセージアプリとして人気があるスナップチャットの親会社スナップが上場に向けて動き出したことがわかりました。
もし上場となれば時価総額が350億ドルとも言われています。
IPOは2017年か
若者に人気があるスナップチャットですが、関係者の話では秘密裏に上場申請の書類を提出したようです。IPOは早ければ2017年3月にも行われるとしています。その準備としてスナップチャットは社名もスナップに変更したといわれています。
一カ月前になりますが、11月15日のロイターが伝えました。
大々的にIPO情報が報道されないのは、アメリカでは新規産業活性化法(JOBS法)に基づき売上高が10億ドルを下回っていれば非公開でIPO申請を行うことが可能ということです。
もしIPOされれば、その時価総額は200から250億ドルになる可能性があり、また一部ではさらに上の350億ドルともいわれています。
2016年7月に行われたメッセージアプリLINEの時価総額はおよそ87億ドルですから、その巨大さがわかります。
なお現在の評価額はおよそ200億ドルといわれています。
出典:http://jp.reuters.com/article/snapchat-ipo-idJPKBN13A2VG
人気が拡大中
2012年にカリフォルニア州でスナップチャットは創業しました。
動画や写真を簡単に加工して、それを知り合いと共有もでき、閲覧したら消えるという斬新な発想と手軽さから10代の若い世代に人気が出ました。
現在のアクティブユーザーは1億5000万人を超えているともいわれ、その中心はミレニアル世代です。
この人気に目をつめたのがフェイスブックでした。
フェイスブックは2012年にスマホで撮影した写真や動画を共有するサービスを提供していた『インスタグラム』を買収。
そして2013年にスナップチャットに買収提案を行いましたが、スナップチャット側はこれを拒否しています。
フェイスブックはその後、メッセージアプリ世界1位の『ワッツアップ』を2014年におよそ2兆円で買収しています。
26歳という若さでスナップチャットを創業したエヴァン・スピーゲルは、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグから一度メールで、知り合いになりたいからメロンパークに来てよ。と受けたらしいのですが、逆にエヴァン・スピーゲルは、ぜひ会いたいね。そっちが来るならだけど。と返信したことがあるようです。
うーん、この生意気さ。どこかに買収されるつもりなんてなさそうですね。
なお、2016年の売上は3億6000万ドル超と見込まれていて、2017年は10億ドルになると予想されています。