第45代アメリカ大統領
アメリカ大統領選が三週間後に迫ってきました。
最後のテレビ討論会がラスベガスで行われ、今回も批判合戦となったようです。
さらにウィキリークスからヒラリー・クリントンの電子メールの内容が公開されました。そこには副大統領候補にアップルのティム・クックの名前が。
ティム・クック副大統領?
AFP通信が伝えたところによると、アメリカ大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン陣営が、副大統領候補としてアップルのティム・クックCEOを検討していたことがわかりました。
ハッキングした電子メールを告発サイト「ウィキリークス」が公開しました。
電子メールは、クリントン陣営の選対本部長ジョン・ポデスタが3月にクリントンに送信したものでした。
副大統領候補にはアップルのティム・クックCEOに加え、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツと夫人のメリンダ。自動車大手ゼネラル・モーターズのメアリー・バーラCEOやスターバックスのハワード・シュルツなど、30人以上の副大統領候補が提案されていました。
さらに候補者リストには、有力な軍人や、民主党候補としてヒラリーと争ったバーニー・サンダース。前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグの名前もありました。
ヒラリー・クリントン氏が指名した副大統領は、最終的にバージニア州上院議員のティム・ケインでした。
大統領選後の市場
10月19日、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンによる3回目のテレビ討論会がネバダ州のラスベガスで行われました。
CNNなどの調査によれば、民主党候補のヒラリー・クリントンが勝利したと考える視聴者が52%。共和党候補のドナルド・トランプが勝利したと考える視聴者が39%でした。
よっぽどのことがなければ民主党候補のヒラリー・クリントンが大統領となると思われますが、民主党候補が大統領になった場合のNYダウがどのような傾向になるかを、マネースクェアジャパンのマーケットニュースが伝えています。
1900年から2015年の間で、民主党大統領のときのNYダウは平均で年8.4%の上昇。
一方、共和党大統領のときのNYダウは年6.1%となっており、ウォール街にとっては民主党大統領のほうがパフォーマンスがいいということです。
またベストな組み合わせは、
- 大統領が民主党
- 上院が共和党
現在のオバマ政権がこれに当たります。歴史的に見てNYダウは11.2%上昇しています。
ウォール街は3回目のテレビ討論会で民主党候補のヒラリー・クリントンが優勢であることを確認してほっと胸を撫で下ろしているかもしれませんが、万が一共和党候補のトランプが大統領になったら、ガクブル状態になるのではないでしょうか。
(アイキャッチ画像/著作者:andrewasmith)