ツイッター買収企業
先日お伝えしたツイッターに対する買収記事。
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一日たちツイッター買収に名乗りをあげた企業がまた現れました。「ネズミ」でした。
いくつの企業が買収に関心を持っているのかわかりませんが、有力どころではアルファベット。セールスフォース・ドットコム。ディズニーの三社と考えられます。
なんだかんだ買収したい
先日は、短文メッセージサービスのツイッターがとうとう買収されるという記事を書きました。
これまでもツイッターには買収観測が流れていましたが、そのたびにウワサはウワサで終わり、買収されることはありませんでした。
ツイッターはあの手この手で新たなサービスを打ち出しましたが、結果に結びつくことはありませんでした。
2016年6月。ビジネスに特化したSNSのリンクトインが、ITの巨人マイクロソフトに買収されるニュースがありました。
ゴールドマン・サックスがレポートで予想した通りのことが起きました。そしてそのレポートにはツイッターの名前もあげられていました。
いつかはツイッターも身売りをするだろうとは思われていたので驚くことではありませんでした。
そして買収報道。
今回買収候補に名乗りをあげているのが複数社あるようです。
ツイッターは業績も株価も低迷しておりひどい状態でしたが、それでも身売りとなれば名乗りをあげる企業があるのですから、なんだかんだ魅力的なのでしょう。
有力な三社
ツイッター買収で先に名前があがっていた企業はグーグルを傘下に持つアルファベット。クラウドの草分けセールスフォース・ドットコムでした。
そして追加で有力な企業で名乗りをあげたのが娯楽メディアのウォルト・ディズニーでした。
この他にも、マイクロソフトや通信企業のベライゾンの名前があがっていますが、アルファベット、セールスフォース、ディズニー。この三社でツイッター買収合戦があるかもしれません。
セールスフォース・ドットコム
メディアのニュースを見ても、一番しっくりこなかったのがセールスフォースです。これはさまざまなところで言われています。
セールスフォースはツイッターのSNS機能というよりは、ツイッターが持つデータベースを手に入れたいのではと思われます。
これはツイッターにとってもセールスフォースにとってもあまりいい買収とは思いません。シナジー効果が一番薄いと考えます。
買収観測が流れてからセールスフォースの株価は5%以上下落しました。
グーグル(アルファベット)
広告収入モデルとして同じ形態のグーグルによるツイッター買収は最良だと思います。
グーグル自体はSNS分野への参入は失敗しています。グーグルはツイッターのSNS機能を純粋に欲していると思われます。これは両者にとって望ましい買収と考えます。
ただ、グーグルとの合併はこれまでにもウワサされていましたが、実現しなかったのには反トラスト(独占禁止)当局が異議を唱える可能性があったためです。今回もこの反トラストが引っかかるところです。ここの問題をどうするか。クリアできるのかどうかが問題です。
ウォルト・ディズニー
ディズニーにとってツイッターのなにが魅力なのかわからない人がいるかもしれませんが、ディズニーはテーマパークや映画よりもスポーツチャンネルのESPNが一番の稼ぎ頭です。これはケーブルテレビです。
しかしここ数年、ESPNの解約数が増えており、ディズニーは危機感を持っています。アマゾンやネットフリックスのストリーミング動画の勢力が伸びており、テレビ視聴の形は時代とともに変わりつつあるのかもしれません。
ツイッターはNFLなどの人気スポーツでツイッターを連動させるアプリを提供するなど、スポーツに力を入れていました。これはディズニーにとっても魅力的なものに映ったのかもしれません。
ディズニーがツイッターを買収してもその力を活かすことができる環境を提供できるかもしれません。
さて、どこが青い鳥をてにいれるのでしょう。
(アイキャッチ画像/出典:http://japan.cnet.com/news/business/35089498/)