【『仕事は楽しいかね?』感想】目標設定の無意味さと変化への対応

こんにちはMayです。

今回はデイル・ドーテン著「仕事は楽しいかね?』をご紹介します。

結論から書きます。この本を読むことでわかることは、

●長期的な目標や夢を重要視しない。
●目の前の課題に集中。
●明日は今日とちがう自分になる。
●方向性が変われば目標も変える。
●時間は待ってくれない。

こういったことが読み取れます。

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目次

『仕事は楽しいかね?』の概要

2001年に発売されました。

シリーズもので『仕事は楽しいかね?2』『仕事は楽しいかね?《最終講義》』が発売されています。

本書は単行本で181ページあり、ストーリー仕立てで話は進んでいきます。

『仕事は楽しいかね?』

大雪で閉鎖になった空港で、“私”は偶然出会った老人の問いかけに動揺してしまう。

日々の仕事にゆきづまりを感じ、未来に期待感をもてない私に、その老人は一晩だけの講義を開始した。

仕事は楽しいかね?

本の腰巻には物語のきっかけとなる部分が書かれています。

「仕事は楽しいかね?』はそのタイトルからご存知の人も多いと思います。

これまで多くの自己啓発本を読んできましたが、大部分は書かれている内容が似たり寄ったりです。

特によく書かれていることは、

将来の明確なビジョンを持つこと。それを忘れないように紙に書いておく

などです。

書かれていることを忠実に実行して成功した人はどれぐらいいるのでしょうか。

多くの人は途中で挫折し、あきらめた経験があるはずです。

わざわざ失敗した人を雑誌などで取り上げることはありません。

成功した人の話を聞けば、実行することでだれもが成功するかのように書かれています。

本書が他の自己啓発本とちがい面白かったのは、

やりたいことは何でも試すこと

これはもちろん大事な考えですが、

将来どのようになりたいかなど考えずに、今日は昨日とちがう自分になる

という考えです。

名言から考える

万年筆

印象に残った言葉もあります。

  • 明日は今日と違う自分になる。
  • 最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね。
  • 目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっとまっていたりしないということなんだよ。

これらの言葉には長期的な目標や夢を持たないほうがいいという考えがベースになっています。

目標設定など役に立たない

長期的な目標や夢ではなく、毎日毎日よくなるために試行錯誤を繰り返していくこと

目標や夢を重要視するのではなく、昨日とちがう自分になることが大切だといっています。

重要視するのは長期的な目標や夢ではなく、昨日とちがう自分になること。

そして陸にあがった最初の魚の話になります。

「もしかしたら、この魚はこう考えただろうか。

『ぼくが陸にあがれたら、いつの日か脚を使って歩く陸生の魚が生まれるかもしれないし、やがては、その陸生の魚が車に乗ってショッピングモールに出かけ、シナボンに入ってシナモンロールを食べたりコーヒーを飲んだりするようになるかもしれない』」

仕事は楽しいかね?

陸にあがった魚の気持ちはわかりません。

しかし可能性としてこの魚は、今この瞬間をどうするべきかを先に考えたのではないでしょうか。

この、「今をどうするか」という考えが当てはまる事例として、誰もが知るコカ・コーラやリーバイスがどのように誕生したかも説明されています。

目標や夢に固執するのではなく、もし方向性が変われば、目標や夢も変えるべきとしています。。

たしかに目標設定が大切なことは言うまでもありません。

それを毎日意識することでモチベーションに繋がる人もいます。

ただ、それにこだわりすぎるのもよくありません。

目標を実現できなかったときの落胆は小さくありません。

気持ちが落ちれば、さらにその先に設定した夢を実現することも困難になります。

将来展望を持つのは大切ですが、それは長期的なものではなく、まずは目の前の決めた目標を現実していく。そして大きな目標に向かっていくというものです。

目の前にあるやるべきことを実行。方向性が変われば、柔軟に目標を変える。

目標実現を阻む時間

さらに目標の実現を阻むものがあります。時間です。

あなたが将来に対してどのように目標設定していても、それを実現するための時間は止まりません。

例えばあなたが2年後に、どこそこに飲食店をオープンすると計画します。

しかし一年後、別の人があなたの店の隣に同じような飲食店を先にオープンしてしまえば、おそらくあなたは計画の変更、または中止を余儀なくされるかもしれません。

今、流行していることを一年後に後追いで実行する計画でも、一年後はすでに流行が終わっているかもしれません。

あなたのために都合よく時間は待ってくれません。

ここでもやはり、長期的な目標よりも、日々の変化を大切にして、時には方向性を変えることも必要であるとしてます。

時間は待ってくれない。置かれた状況の変化への対応も必要。

まとめ

世の中の変化は激しです。

今の時代はなおさら流行り廃りは早く、技術の進歩も止まりません。

十年後の目標を掲げても、そのほとんどが現実する前になくなるかもしれません。

さらに言えば、人生に大きな目標や夢を持っても、想定通りにうまく進みません。

資金がつきたり、共同経営者に裏切られたり、病気になったり、考えればきりがありません。

目標を持っても人生に起きる「まさか!」は回避できません。

そうであるなら、本書の老人の教えの通り、目標や夢を考えるよりも、日々の積み重ねや、自分の変化に注力したほうがいいのかもしれません。

2001年に発売されたものですが、自己啓発本によくありがちな「高い志し」とはちがう考え方を教えてくれる良書です。

まとめ

●長期的な目標や夢を重要視しない。
●目の前の課題に集中。
●明日は今日とちがう自分になる。
●方向性が変われば目標も変える。
●時間は待ってくれない

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