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複数ブランド化を目指すのか
1941年に創業した高級革製品を製造販売しているコーチが社名をタペストリーに変更すると発表しました。10月31日付けで変わります。
ブランド名はそのまま
社名をタペストリーに変更してもコーチブランドはそのまま残ります。
今回の変更はコーチがこれまで買収したアパレルブランドをまとめるような形で行われます。
まずは柱のブランドであるコーチ。
そして2015年に買収した高級婦人靴ブランドのスチュワート・ワイツマン。
http://www.mywave.jp/entry/2016/10/27/200103
2017年夏に買収した若者に人気があるアパレル雑貨ブランドのケイト・スペード。
http://www.mywave.jp/entry/2016/12/30/191241
この3ブランドをまとめる形でタペストリーが誕生します。
なお、社名変更によってニューヨーク証券取引所のティッカーシンボルは「COH」から「TPR」になります。
3強に続くか
現在、有名ファションブランドはグループで分かれています。
世界1位はルイ・ヴィトンやセリーヌ、ブルガリなどを傘下に持つフランスのLVMH。
それに続くのはグッチやボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガを傘下に持つフランスのケリング。
そして世界3位はスイスのリシュモン。傘下にはカルティエやジャガー・ルクルト、クロエなどがあります。
コーチのビクター・ルイスCEOは現在戦略の見直し行っており、ケイト・スペードやスチュワート・ワイツマンなどの買収もその一環です。
コーチのチャートです。
今回の社名変更の発表を受けてなのかわかりませんが、株価は下落しました。
さて、こんな簡単に由緒あるブランド名を変えてしまうなんてどうなのでしょう。
コーチのままでよかったと思いますし、タペストリーなんて、なんかダサい。