子どもの貧困が連鎖する原因とその対策を考える

こんにちはMayです。

今回は子どもの貧困について書いていきます。

貧困は日本だけではなく、世界で問題になっています。

貧困は連鎖するとも言われています。

その解決策はあるのでしょうか。

国によってもさまざまな取り組みが行われています。

今回の記事の結論です。

子どもの貧困連鎖をとめる方法は、

教育

これが最も効果的な方法です。

わたしの考えも含まれているので異論や反論もあると思います。

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目次

貧困とは

貧困と言われているものは大きく分けて二つに分かれています。

絶対的貧困」と「相対的貧困

です。

絶対的貧困

絶体的貧困とは人間として最低限の生活すら困難な状態にあることを指します

食べることができない飢餓状態や医療を受けることができない状態です。

日本では直接目にすることはほとんどありません。

相対的貧困

相対的貧困とはその国の文化水準や生活水準と比較して困窮しているかどうかの状態を指します

世帯の所得が等価可処分所得の中央値より半分に満たない状態です。

日本の貧困状態がわかる調査が厚生労働省の国民生活基礎調査です。

2020年7月17日に厚生労働省が2019年国民生活基礎調査を発表しています。

国民生活基礎調査

国民生活基礎調査の調査項目にはさまざまなものがありますが「貧困率の状況」というものがあります。

これによると2018年の「子どもの貧困率」は13.5%(新基準では14.0%)となっており、前回の2015年の調査の13.9%からは多少の改善はあったようですが、大きな改善とは言い難い状態です。

現在でも7人に1人が貧困状態と言われています。

一人親世帯の貧困率は48.1%(新基準では48.2%)となり苦しい実態となっています。

また相対性貧困で言われている等価可処分所得のデータも掲載されています。

2018年の調査(新基準)では中央値が245万円。貧困線は122万円以下となっています。

さらに「生活意識の状況」では『苦しい(苦しい、やや苦しい)』と答えた割合が54.4%。

各種世帯では「母子世帯」が86.7%、「児童のいる世帯」が60.4%となっています。

母子世帯の生活状況が苦しいことがわかります。

子どもの貧困率は13.5%(2018年)。7人に1人は貧困状態。母子世帯の生活状況は苦しい

この世は平等ではない

貧しさは悪である

わたしの本心です。

ここで言う「貧しさ」とはもちろん金銭のことであって、心の貧しさではありません。

ただ、ほとんどの場合、金銭の貧しさが心までも貧しくさせます。

お金の苦労は心のゆとりを奪うからです。

お金がないことで家庭環境が乱れていれば、子どもにも影響があります。

社会に出て一人で生活していく年齢になれば、その後の生き方はある程度自分次第となりますが、親に育てられる子どものときはどうすることもできません。

自分の環境と周囲を比較することができるようになれば、貧しい家庭環境の子どもは、「なぜぼくの家はこうなのか」と考えるようになります。

  • 友だちの家は立派だ
  • ぼくの家はお金がないのかな
  • お金があればいいのに
  • お金持ちの親の元に生まれたかった

わたしはお金に苦労する家庭に育ったので、子どものころは周囲と比べたことが多々あります。

この世はだれもが平等

口が裂けてもわたしは言えません。

この世は、生まれたときから不平等にできています。

生まれる場所も、親も選べません。

気がついたとき、すでに育つ環境が決まっています。

運よく裕福で優しい親の元に生まれた子どもの人生は、そのスタート地点からちがいます。

たとえば、ボードゲームでサイコロを二つ持った状態からスタートのように。

しかし、貧しく、喧嘩の絶えない親の元に生まれた子どもは、不利なラインからゲームがスタートします。

生まれる国によってもちがいます。

紛争国などに生まれれば、生活どころか、生きていくことさえ困難かもしれません。

それでもまだ、この世は平等といえるのでしょうか。

育った環境の影響

お金のない家に育った子どもが、その環境の歪みの中で、自らも歪みながら成長していく可能性があります。

大人になってもその歪みが残ってしまうのは、やはり幼い時代に育った環境に原因があるのではないかと考えます。

ユニセフが2001年に発表した『世界子供白書』では、人間の脳は5歳になるまでにおよそ80%が完了しているといいます。

さらに2014年の白書では、「貧困や紛争が及ぼす、子どもの脳への影響は?」と題して、子どもの脳の発達に関する事実をあげています。

孟母三遷


『もうぼさんせん』と読みます。

のちに中国の儒家を代表する孟子(もうし)とその母親のエピソードを指す言葉です。

孟母三遷の話

孟子が子どものころ、家のすぐ近くに墓地がありました。

いつしか孟子は、暇さえあれば葬式ごっこをして遊ぶようになりました。

これを見ていた孟子の母親は、

「ここの環境はあの子が住むのにふさわしくない場所だ」

と思い、場所を変えるために移動することに決めました。

そうして次に引っ越した場所は市場の近くでした。

そこに住み始めてから孟子は、商人のまねをして商売ごっこをするようになりました。

それを見てた孟子の母親は、

「この場所もあの子が住むにはよくないところだ」

と思い、再び引っ越しをしました。

今度は学校の近くに住むようになりました。

そこに住み始めてから孟子は、学生がやっている祭礼の儀式や、礼儀作法のまねごとをして遊ぶようになりました。

孟子の母親は満足し、その場所に住みついたそうです。

孟子は成長すると、六経を学び、やがて儒家を代表する人物となりました。

環境が人間に与える影響、もっといえば子どもに与える影響を、この孟母三遷から読み取れます。

子どもは親に従うしかありません。

親に抵抗する力もなければ、自分で稼ぐ力もありません。

ある一定の年齢までは、親の言うことに子は従うだけです。

環境が子どもの成長に影響するなら、お金がない、貧しい家の環境も子どもの成長に影響するのではないでしょうか。

育つ環境が子どもに影響を与える。

貧困の連鎖

内閣府によると生活保護世帯を全国平均で比較すると中卒や高校中退の割合が高くなっているとしています。

幼稚園から高校まですべて公立学校に通ったとしてもおよそ450万円かかると言われています。

大学まで行けば1000万円は必要です。

経済的な貧困は教育の機会を奪ったり、諦めざるを得ない状態を作り出します。

これが貧困の連鎖のはじまりです。

十分な教育を受けられなかったり低学歴の子どもは、雇用や収入が不安定な職しか選べないことにも繋がります。
それがまた低収入の家庭環境を作り出し、貧困はさらに子どもに受け継がれるという「貧困の連鎖」が生まれます。

上に紹介しているのは『ルポ 子どもの貧困連鎖』に加筆、改題され発刊されたものです。

さまざまな家庭事情をかかえた若者から、保育園に通う子どもまで、幅広い年齢層の子どもたちが登場します。

ダブルワーク、トリプルワークをしながら、公衆トイレに寝泊まりする定時制の女子高生。

同じ服を着続けて毎日小学校に通い、保健室で朝食を食べる小学生。

風呂にも入れず車上生活を続ける保育園児。

7人に1人の子どもが貧困状態である日本。親たちの格差が広がるに連れて、その子どもたちの格差も同じように広がっています。

どうすることもできない無力な子どもたちのリアルな姿を知ることができます。

親の貧困→子どもの教育格差→子どもの低学歴・低教育→低収入・不安定な就職→親の貧困(繰り返し)

まとめ

貧困を止めるには教育です。

貧困は子どもの教育格差を作ります。

その教育格差が低収入や不安定な職へと繋がり、再び貧困の家庭を作り、連鎖を生み出します。

子どもに学びの場を与えることが大事なのです。

ただ、教育が大事と言っても、わたしはもう少しちがう角度から考えます。

それは今の時代に合わせた教育です。

高い学費を払って大学に行くことが教育のすべてではありません。

プログラミングなどの知識を学ぶことも今の時代の教育です。

子どもの貧困連鎖まとめ
  • 日本は7人に1人が貧困状態
  • 「生活意識の状況」では『苦しい』と答えた割合が54.4%
  • 貧困が教育の機会を奪う
  • 低教育・低学歴が不安定な職へと繋がり貧困の連鎖となる
  • 時代に合った教育の形

子どもの貧困連鎖をとめるのは教育

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