奨学金は返済の必要があり借りてまで大学に行く意味はあるのか

こんにちは。Mayです。

今回の記事内容は奨学金と大学です。

わたしが以前書いていたブログ記事のものですが、現在でも同じように悩んでいる人がいると思うのでリライトして掲載します。

わたしは昨日、以下のようなツイートをしました。

自分も経験したから、やっぱりこう思います。

当時、2015年2月ごろの西日本新聞にこのような記事がありました。

高校、大学時代に借りた奨学金を返還できないとして、北九州市小倉北区のフリーターの男性(40)が福岡地裁小倉支部で自己破産の手続き開始決定を受けたことが分かった。男性には延滞金を含めて約283万円の返還義務があるが、「奨学金のために消費者金融などで借金しても返せない。そもそも多額の金を貸してくれない」と説明。識者は、非正規雇用などで若者の貧困が拡大すれば、今回のように奨学金返還のみでの自己破産申請が増える可能性を指摘している。

西日本新聞経済電子版

奨学金の返済については以前から問題になっていましたが、現在でもあまり変わっていません。

2020年になり新型コロナウイルスという不測の事態などもあって、さらに返済が困難になるケースも増えているようです。

わたしも大学入学のために奨学金を借りて現在も返済しているので返済者の気持ちも少なからずわかります。

今回は奨学金を借りて学校に行く必要があるかについての内容です(特に大学入学のため)。

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大学などの学費のために奨学金を借りようかな、どうしようかな

こういうふうに悩んでいる親の方や借りたいと悩んでいる人がいると思います。

わたしの結論は、

奨学金を借りてまで学校に行く必要はない

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目次

奨学金は借金

まず当たり前のことですが日本学生支援機構が行っている奨学金は借金です。借金なので借りた金額は全額返済する必要があります。

学校卒業後、借りた人の返済が始まります。毎月の生活資金と奨学金返済分の収入を確保しなければなりません。

学校を卒業した多くの人が就職活動をして会社に勤めます。就職が決まればいいのですが、決まらなければ奨学金の返済どころか、生活までも苦しくなります。

先ほど紹介した新聞記事には続きがあります。

男性は父親が事業に失敗した影響で、1990年の高校入学時から大学卒業まで日本学生支援機構から無利子の奨学金を借りた。高校時は毎月1万1千円、大学時は同4万1千円で、当初の返還期間は93年12月から2012年9月。多いときで年約16万円を返還する計画だった。

だが、大学3年時に精神疾患を患ったこともあり、大卒後に就職できず、計9万2千円を支払っただけで滞納。アルバイトをして生計を立てる生活で、返還期間の猶予も受けたが、返せなかったという。昨年8月、返還を求めて機構が提訴。同11月、未返還の奨学金と延滞金の計約283万円の支払いを命じられた。

男性は現在、二つのアルバイトをしており、収入は手取りで月約14万円。光熱費や家賃、家族への仕送りなどを差し引くと、生活費は2万円ほど。貯金はなく、返還のめども立たないことから、自己破産の申請に踏み切った。開始決定は今月4日で、債権者から異議申し立てなどがなければ4月にも破産が決まる。

学識者や弁護士などでつくる「奨学金問題対策全国会議」(東京都)によると、奨学金返還のために消費者金融から借金するなどして多重債務に陥り自己破産にいたるケースは以前からあったが、最近は奨学金だけで自己破産するケースが出始めているという。

西日本新聞経済電子版

この記事のケースでは、男性は父親の事業が失敗したことにより奨学金を借りました。しかし男性自身も精神疾患となり就職ができず滞納。その結果機構が提訴する事態となりました。

不測の事態も考える

わたしは大学在学中に奨学金を借りていました。およそ260万円借りて現在も返済中です。

正社員としてどこかの企業に就職するということも一時は目指していましたがさまざまな理由がありやめました。

無職で収入のない時期も長くありましたし、アルバイトや派遣社員で収入を得ていた時期もありました。

自分がどんな生活状況でも奨学金の返済は毎月あります。無収入でも、低収入でも、病気になっても、毎月決まった金額を返済しなければなりません。

就職して十分な収入があれば返済にも困らないでしょうが、就職先が決まる保証はなく、さらに今の時代、会社に勤めていれば安泰ということもありません。

会社に貢献できなければ人員削減の的になります。10年、20年前よりも非正規社員が増えているのは、わざわざ正社員ではなくても十分に業務をこなすことができるからです。

さらに2020年の現在は、新型コロナウイルスの流行で仕事が休業になったり、悪ければ解雇になった人もいます。

無職や病気で収入がなくなる。こういった不測の事態は誰にでも起こることなので、就職すれば奨学金を返済できると考えるのは安易だと思います。

奨学金を借りてまで学校に行く理由

わたしは奨学金を借りてまで学校、特に大学に行く必要はないと考えます。

まず、なぜ大学に行きたいのか。それが大事な問いになると思います。

どうしても行きたい明確な理由があったり、または借金をせずに学費を払えるなら別ですが、そうでなければよく考えたほうがいいと思います。

あなたが学校に行きたい理由はなんですか。

経験を元にわたしの考えを書きます。

当時、24歳のわたしはすでに仕事をしていました。最終学歴は高卒です。

このころ、わたしは大学に行きたいという思いがありました。理由は二つです。

一つはある企業への就職応募の条件が四年生大卒だったためその資格がほしい。
もう一つは好きな作家がその大学の卒業生でそこで学びたい。

という理由でした。

決断するまでに一年ぐらい悩んだと思います。最大の悩みは学費でした。

できるなら奨学金を借りずに済ませたい。だけど貯めるまでは時間がかかる。大学に行くなら一年でも早いほうがいい。

ただ24、25歳から大学に入学して30歳手前で卒業しても、応募したい企業に就職できる保証などありませんし、当時はまだ就職難でした。そもそも30歳の新卒の人間に需要があるのかも疑問でした。

わたしに必要なのは「大卒」という肩書だけ。4年間の学費を払うから卒業証書をもらえないかと、ありえないことまで考えていました。

大学に行くなら、まずは一年分の学費と諸々の費用が必要でした。それが100万円ほど(フレックス制度だったので夜間中心の講義を受講)。

そこでわたしは決めかねている状態で、とりあえずお金を貯めるため昼の仕事と、夜はスーパーで働きました。

十分なお金が貯まり、そのときでも大学へ行きたい気持ちが続いていました。

悩んだ末、大学に行きました。行きたいと思ってから一年半ほどでした。

大学生活では生活費と学費を払うために、日中は仕事をして、不足分は有利子で奨学金も借りました。

4年で卒業。その半年後に返済がはじまりました。給与と奨学金で大学生活を送っていたので生活資金に困ることはありませんでした。卒業したときに手元には100万円以上は残っていたと思います。

その手元資金はできるだけ手をつけることなく、仕事の給与があるときはそこから返済し、無職のときは手元資金から返済するようにしてました。

悩んだ末、なぜ大学へ行ったのか

わたしが大学に行きたかった理由は先ほど述べた二つです。

決断までに相当悩んだと記憶しています。

すでに仕事をしていたのに、わざわざ大学卒業という資格を得て、目指したい企業へ応募するのか。そのために奨学金を借りるのか。たとえ4年後に卒業しても、世の中がどうなっているのかもわかりません。

それでも大学へ行ったのは、やはり当時のわたしは四年生大卒という資格がほしかったのです。

当時、転職しようと思い求人票を見ても多くの企業で四年生大卒が条件に入っていました。

それはスタートラインに立つための最低条件だったのです。

どんなに車の運転がうまくても、免許がないと運転してはダメなのと同じなのです。

もし大学へ行かず生活していても、たぶん4年後の自分は「あのとき大学へ行っとけばよかった」と思い続けているのでは。

そう悩む可能性があるなら「行ったほうがいい」と思ったのです。

奨学金を返す苦労 or 大学に行かなかったことを考え続ける自分

この二つを考えたときに、わたしは後者がイヤだったのです。

今も奨学金は返済していますが、わたしは納得して大学に行きました。

大学に行くメリット

わたしは大学に行っているので、個人的な思いとして大学へ行くメリットもあると思います。

ただ今の時代に照らし合わせて考えるとほぼ思いつきません。

大学へ行くメリット

・四年生大卒の資格
・学生という肩書で挑戦できる
・なんとなく大学ライフ

これぐらいでしょうか。シビアに言えば四年生大卒の資格しかメリットが思いつきません。ただこれもメリットと言えるのかどうかはわかりません。

「学生という肩書で挑戦できる」というのは、在学中に起業するなどのことで、たとえ失敗することがあっても、立場は学生なので許容されるというか、何にでも挑戦できるのではないかと個人的には思っています。

四年生大卒が最低条件の企業への就職を希望している人には大学に行くメリットはあります。

どうしても大学へ行きたい場合

それでも大学へ行きたい人はいると思います。そういう人からアドバイスを求められたら、わたしの考えはこうです。

まず当面の資金をどうするかです。

資金をどうするか

仕事をして貯金する
親や親族から借りられないか検討
奨学金を借りる

ベストは子どものために親が学費を払ってくれることですが、この記事はそういう支援がないことを前提にしています。

そうなると自ら貯金して資金を作ることを一番に考えるべきです。

本気で大学に行きたいなら一年ほど貯金すれば80万円は貯められます。大学によっても学費はちがいますが一年分の学費と必要な生活費を貯めます。

貯まるまで時間がかかるかもしれませんが、そのときになってもまだ大学に行きたい気持ちがあるならその貯金を使って行くべきです。

親や親族からお金を借りられるならそれもありだと思います。

借金には変わりありませんが、奨学金よりマシだと思います。

奨学金の選択肢は考えないほうがいいです。

入学後の資金繰り

学校ではアルバイトをして学費を貯めます。

さらにお金が必要になったときはアルバイトで収入を増やします。

「それでは授業が」とか言う人は甘いです。

アルバイトで勉学に支障が出るならはじめから学校なんて行かないほうがいいし、そういう人は借金なんかしてはダメです。それぐらいの意識でいたほうがいいとわたしは思います。

奨学金を借りなければならない場合

わたしは反対ですが、どうしても奨学金を借りなければならなくなった場合。わたしならこうします。

まずできるだけアルバイトの収入で生活します。

それでも足りない分だけを奨学金で借ります。多めに借りるのではなく、少ない金額から考えてください。

アルバイト収入と奨学金でなんとか学生生活を送ることができたら、少しでも手元にあるお金は使わないでください。

1円でも貯めてください。無駄なものにお金を使わない。借りているときから返済のことを考えて生活してください。

大学卒業を前に就職が決まった場合、その仕事を続けている限り給与があるので返済は問題ありません。

しかし就職できなかった、あるいはフリーターの身である人はどうするべきか。

奨学金返済を最優先で考える

まず貯金がいくらあるか。

例えば200万の借金があって200万の貯金があるとします。これは稀なケースですが、わたしなら全額一括で返済します。

もちろん当面の生活費も考えなければなりません。だからなんでもいいので当面は生活できる収入源を得ます。

アルバイトでもなんでもいいです。毎月の収入を確保します。借金が返済できていれば気持ちも多少楽です。

では200万の借金があって手元に50万ぐらいしかない場合はどうるすか。

悩むことなく機構に猶予措置、減額措置を申し込みます

手元50万では精神的に不安になります。毎月の奨学金返済はボディーブローのように効いてきて気持ちが不安になっていきます。

この場合、無理に返済を続けるべきではありません。

しっかりとあなたの現状を証明できれば、機構も猶予や減額を審査してくれます。

返済に困っていたり、不安な場合は機構に相談

奨学金の一般的な猶予であれば通算10年が限度です。家計の状況によって10年猶予してくれます(例外などもあるので確認は必要)。

さて、はれて猶予、減額の審査が通ったなら、とにかく収入を得るためにがむしゃらになってください。遊んでいる暇はありません。

収入は貯金します。無駄遣いはしないでください。食べるものも節約。おしゃれも我慢してください。歯を食いしばって借りたお金を返すため貯めてください。

まとめ

長くなりましたがまとめます。

まず、なぜ大学へ行きたいのか考えます。

大学へ行きたい理由はなにか。大学に行かないと自分の希望や目標を達成できないのか

考えた末、それでも大学へ行く必要があるなら、次は大学へ行くための資金をどうするか考えます。

資金をどうするか

仕事をして貯金する
親や親族から借りられないか検討
奨学金を借りる

ベストは仕事をして貯金をする

できるだけ借金はしないことを考えてください。

安定した仕事があり続けると考えるのは危険です。

毎月返済する借金がなければ、万が一無職になり収入がなくなっても多少気持ちの負担はちがいます。

今の時代は変化が激しいので、借金をしてまで大学へ行く意味をよく考えて決めるべきだと思います。

では今回はこのへんで。

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