バロンズ推奨10銘柄
アメリカで有名な投資情報誌『バロンズ』が2017年に推奨する10の投資銘柄を発表しました。
どのような銘柄か期待したのですが、なんともビミョーな銘柄で参考になるのかならないのか。
出遅れディフェンシブ
株投資をしている人ならだれもが知っている情報誌『バロンズ』ですが、2017年にオススメする10の銘柄を発表しました。
今回のピックアップした銘柄は出遅れたディフェンシブ銘柄みたいなのですが、見てみるとなんとも言えない銘柄ですね。はっきり言えばビミョーです。
個人的には2、3銘柄ぐらいしかよさそなものはないと思います。
ではその10銘柄を見てみましょう。
アルファベット
インターネット検索世界首位の企業であり、動画、クラウド、自動運転までありとあらゆる分野に進出しています。いまさら説明はいらないでしょう。
アップル
iPhone、mac。こちらも説明は必要ありません。
シティグループ
米国銀行3強の一つでリテール、カードビジネス、投資銀行業務が主力です。
デルタ航空
世界2位の航空会社。大西洋路線では共同運行はあるが、日本に提携先はない。
ドイツテレコム
アメリカのTモバイルUSは傘下。ドイツテレコムよりTモバイルUSのほうが価値あり。
メルク
世界有数の製薬会社。がん免疫治療薬『キートルーダ』が製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブの『オブジーボ』と競合。
ノバルティス
スイスの製薬会社大手。後発薬にも積極的に力を入れている。
トール・ブラザーズ
富裕層の顧客が多い高級住宅メーカー。
ユニリーバ
家庭用品消費財大手。ラックス、ダブ、クノール、リプトンなどのブランドを保有。
ウォルト・ディズニー
メディア、映画、テーマパークを運営する総合エンターテイメント企業。
ビミョーな銘柄
どうでしょうか。アルファベットやアップル、ディズニーなど超メジャー銘柄もあげていますが、これらをディフェンシブというのかどうか。
さらに航空会社のデルタやドイツテレコムも推奨してますが、個人的には買いたくないですね。
ディフェンシブ銘柄と言えるのはメルク、ユニリーバあたり。アップルもディフェンシブかもしれないですが、そのほかはどうなんでしょう。
個人的に買うならメルク、ユニリーバ、ディズニーですね。
メルクの注目はやはりがん免疫治療薬『キートルーダ』です。ブリストル・マイヤーズ・スクイブの『オブジーボ』と競合ではありますが、『キートルーダ』のほうが優位になりつつあります。現時点の配当利回りは3%以上です。
ユニリーバも個人的に好きです。日用品から食品まで幅広く扱っています。P&Gに次ぐ世界2位です。配当は3.2%です。
ディズニーもいい銘柄です。配当は1%弱とそれほど期待できませんが、強力なコンテンツを有しています。ケーブルテレビのESPNの契約解除で苦しい状態は続いていますが、ESPNのスピンオフの可能性も指摘されています。
あとはお楽しみ銘柄としてドイツテレコム。じゃなくて、ドイツテレコムが保有するTモバイルがいいですね。買収ターゲットです。
みなさまは、気になる銘柄があったでしょうか。