リップルが国際送金大手と提携
11日。XRPを取り扱うリップルが米決済サービス大手のマネーグラムと提携したことを発表しました。
リップルは以前ツイッターで国際送金大手5社のうち3社とXRPトークン使用で提携するとツイートしていました。
3 of the top 5 global money transfer companies plan to use XRP in payment flows in 2018. Even more in the pipeline. https://t.co/5JOlxe20Ur
— Ripple (@Ripple) January 5, 2018
その1社がマネーグラムでした。リップルによるとマネーグラムはリップルのXRPトークンを導入するとしています。
[blogcard url=”https://ripple.com/insights/moneygram-use-xrp-faster-international-payments/″]
またマネーグラムもツイッターで提携のことを伝えています。
We're excited to announce our new partnership with @Ripple! More about what this means here: https://t.co/y4BdbYSYdp
— MoneyGram International (@MoneyGram) January 11, 2018
すでに知られていることですが、リップルとXRPトークンは別物です。リップルは社名であって、XRPはリップル社が発行しているトークンです。
ビットコインのような非中央集権的な性質ではなく、XRPは既存の中央集権的なものと考えていいと思います。
XRPが非中央集権的な性質を支持する人から避難されるのはこの部分があるからです。
ビットコインのように仮想通貨として同等に扱うのはどうかという意見がありますが、この部分は議論がつきないです。
ただ、リップルは着実に前進している感じです。
マネーグラム
米国の国際送金サービス大手です。テキサス州ダラスに本拠地をおき、NY証券取引所にも上場しています。世界の200の国と地域に約35万という取扱店ネットワークがあります。10分程度で受け取りが可能なサービスを展開しています。
上の画像でもわかるようにマネーグラムはSBIレミットと提携しています。このことを考えればリップルとマネーグラムの提携は予想できたかもしれません。結果論ですが。
国際送金大手5社
今回のリップルとマネーグラムとの提携によって気になるのは残りの2社となります。国際送金大手は以下の企業があります。
- ウェスタンユニオン
- マネーグラム
- トランスファーワイズ
- ワールドレミット
- ペイパル
今回マネーグラムが提携しました。ほか4社のどれも提携すればインパクトがあると思いますが、リップルと関係がありそうな企業と言えば、ウェスタンユニオンとペイパルでしょうか。
ウェスタンユニオンは2015年にパートナーシップを結びリップルと実証実験を行っています。有力だと思います。
ペイパルとの関係については、リップルの前身となるOpenCoinをChris Larsenが設立したことです。
彼はペイパルの創業メンバーであり、オンライン融資を手掛けるE-Loanやソーシャルレンディング大手のプロスパーで共同創業者を務めていました。
さらに2015年にはBret Allenbachという人物がリップルのCFOとして参加しています。彼はVISAのファイナンシャルエグゼクティブとペイパルの金融サービスグループの副社長を務めていました。
個人的にこの2社が有力かと思っています。
どのような結果になるかわかりませんが、とにかくあと2社との提携があることは事実なので楽しみに待ちましょう。